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2011年5月31日 (火)

LTN用Debian(Lenny)配布ページ

Life Touch Note 用のDebian5.0(Lenny) の配布ページです。
現在のバージョンは0.10です。

Debian5.0をLTNに入れると以下のことができます。

  1. PCのDebian上で動いているソフトと同じものをLTNで動かすことが可能(一部動かないものあり)
  2. Androidで提供されていないソフトを動かす
  3. ソフトをLTNでコンパイルしてLTN上で動かす等

現時点では、以下のものがきちんと動きません

  1. サウンド機能(音が出ません)
  2. フラッシュ(flv)等の動画再生
  3. x-window上でのネット接続(一般ユーザー権限)
  4. Nvidiaのハードウェアアクセラレーション機能の使用
  5. LTNのセンサー(GPS等)
  6. テキストの色がおかしい(初期化されていないため)
  7. タッチスクリーンのキャリブレーションがうまくいかない
  8. コンソールのカーソルが出ない、キーリピートしない(x-windowだと大丈夫)

いずれ解決するかもしれません。また他にも動かないものがあるかもしれません。

スクリーンショット

lxde

Lxde

icewm

Icewm

gnustep

Gnustep

ここでは以下のものをダウンロードできます。

  1. Debian5.0のルートファイルシステムイメージ(cpio.gz)
  2. リカバリーパーティションに書き込むイメージ
  3. セットアップ用スクリプト
  4. busybox

ファイルのサイズを小さくするため、x-window-systemは入っていません。
LTNの起動後に、apt-get等を使用して必要なパッケージを入れてください。
本ページの後半に、各種ソフトを入れるためのコマンド等をメモしてあります。

注意
LTNのリカバリーパティションを書き換える必要があります。
パーティションの書き換えに失敗したり、書き換えの手順を間違えると、LTNが起動しなくなったり、メーカー修理が必要となる場合が考えられます。
また、この使用方法はメーカーが保障しない使用方法になりますので、メーカー修理も拒否される可能性も考えられます。
そのため、十分に注意して使用ください。

必要なもの

  1. SDカードをext3でフォーマットできる環境(Linux PC)
  2. LTN上で動く端末ソフトか、adb経由でLTNのコンソールへ接続できる環境
  3. root化ずみのLTN
  4. Linux(Debian)を普通に使える知識

LTNの構成として、/dev/block/mmcblk3p3にリカバリーパーティション、
/dev/block/mmcblk3p6に/system
/dev/block/mmcblk2p1に/sdcardがマウントされる環境前提です。
違う場合はインストールできません。

手順1
SDカード(空のもの)を用意してください。2GB以上は必要でしょう。SDHCのClassは6とか10とか、早いものがいいです。

LTNに付属しているSDカードはFAT32でフォーマットされています。
FAT32でフォーマットされているSDカードには、Debianを入れることができません。
付属のカードはAndroidのソフトを入れたりできますので、そのままとっておきましょう。

PC上でSDカードをext3でフォーマットしてください。
Debianを入れるパーティションはSDカードの第1パーティションになります。
必要とあらば、fdiskを使用して、SDカードにswap用のパーティションをあらかじめ作っておくのもよいと思います(2番目以降のパーティション)。

SDカードをext3でフォーマットするには以下のようにしてください
(/dev/sdc1がSDを示す場合)
#mkfs.ext3  /dev/sdc1

SDカードをフォーマットしたら、以下のファイルをSDカードの/にコピーしてください。

ltna-debian-010.tar.gz

そしてtarで展開してください。
展開するとSDの/に以下のファイルができます。

  1. recovery2.img
  2. ltna-debian-rootfs.cpio.gz
  3. setup_recovery.sh
  4. setup_rootfs.sh
  5. busybox
  6. sh

#tar xfpz ltna-debian-010.tar.gz

tarで展開したらltna-debian-010.tar.gzは消してもらってかまいません。

その後に、SDカードをumountしてから、LTNにSDカードを入れてください。
ここからはAndroidが起動しているLTN上での作業になります。

LTNの端末ソフト、あるいはadb経由でLTNに接続して
コンソールを開きrootになってください。
そして以下のコマンドを実行してください。

#mount -t ext3 /dev/block/mmcblk2p1 /sdcard

SDカード上の第1パーティションを/sdcardにマウントします。
(ext3なのでAndroidからは自動でマウントされません)

/sdcardに移動してから、setup_rootfs.shを実行します。
このコマンドで、SDカードにdebianのルートファイルシステムを展開します。
そして、Androidの無線LAN用の定義ファイルや、bluetooth動作に必要なファイルを
SDカードにコピーします。

#cd /sdcard
#./setup_rootfs.sh

extract...
copy wpa_supplicant.conf
copy /system/lib/BCM4329B1.hcd
copy bcm4329 files...
copy /system/lib/hw/wlan/usibcm4329-RC218-nvram.txt

debian rootfs ready.

と表示されれば、SDカードにルートファイルシステムが展開されたことになります。

エラーとか出た場合は教えてください。

さて、次にLTNのリカバリーパーティションを書き換えます。
setup_recovery.shを実行すると書き換えます。
一応念のため、/systemが/dev/block/mmcblk3p6で、
/dev/block/mmcblk3p3がどこにもマウントされていない環境でのみ
書き換えるようになっています。
もし違う場合はリカバリーパーティションを書き換えずに終わります。
以下のようにして実行します。

#./setup_recovery.sh
Backup recovery...
New recovery ready.

と出れば終わりです。
SDカードにrecovery_org.imgというファイルができます。
これが、オリジナルのリカバリーパーティションの内容です。
後で戻すことができます。

これを本体の/data/local/tmp/以下とか、外付けHDDにでもバックアップしておくといいでしょう。後でrecovery_org.imgを書き戻せば元に戻ります。

#cp recovery_org.img /data/local/tmp/

sdcardのbusybox、ltna-debian-rootfs.cpio.gz、recovery2.img、setup_recovery.sh、
setup_rootfs.shはいらないので消しても大丈夫です。

SDカードをumountします。

#cd /
#umount /sdcard

端末ソフトを終了させて、LTNの電源をOFFにします。

Debianの起動

電源をOFFにしたら、ホームボタンを押しながら電源をONにします
(上段の右から4つ目のボタン)。

ホームボタンはNECのロゴが出てから離します。
問題がなければLinuxの起動メッセージが流れて、その後にログイン画面が出ます。
SDカードによっては、LinuxのInitが起動するタイミングで十数秒またさせることもあります。

ユーザーは2つあります。userとrootです。

一般ユーザー:user
パスワード:user

ルート:root
パスワード:root

ログインしたら、rootのパスワードとuserのパスワードを違うものに変更しておきましょう。
passwdコマンドで変更できます。

自宅の無線LANがDHCPなら、以下のように入力すればIPアドレスが割当たるはずです(最初だけ必要)。

#ifup eth0

環境が違う等の影響でネットに接続できないなら、一般的なLinuxと同じように
以下の場所にあるファイルを書き換えてください。

  1. /etc/network/interface
  2. /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf

無線LANのHWが認識していないなら、lsmodでdhdというモジュールがロードされているかも確認してください。
無線LAN用のiwconfigも入っていますので、ネット接続がうまくいかない場合は、
確認してください。

IPアドレスが割当たっている状態なら、apt-getコマンドでソフトをインストールできます。
アップデートしてから、ここではjfbtermを入れてみます。

#apt-get update
#apt-get install jfbterm

jfbtermが無事に入ったら後は好きなようにカスタマイズしてください。

各種ソフトを入れるためのメモ

[bluetooth]
bluetoothのキーボード、マウスが使えます。

#apt-get install bluez-utils

以下のように入力すると、LTNのBluetooth機能が正しく動いているか分かります。
#hcitool device

Bluetoothマウスを認識させたい場合(マウスをペアリング可能にしてから)
#hidd --search
と入れれば相手のBD Addressが見つかってマウスが使用できるようになります。

[時刻合わせ]

#apt-get install ntp

[ssh]

#apt-get install ssh

[開発環境]

#apt-get install build-essential

gccやmake等の開発環境が入ります。

[x-window-system]

基本+フォント+タッチスクリーンドライバ
#apt-get install x-window-system ttf-mona ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho
#apt-get install xfonts-shinonome*
#apt-get install xserver-xorg-input-evtouch

ウインドウマネージャー(お好みで)
#apt-get install icewm

#apt-get install lxde

#apt-get install gnustep menu
#apt-get install wmbubble wmcalclock

インストールに時間がかかるのもあるので、ACアダプターをつないでおいたほうがいいでしょう。

インストールが終わったら、/opt/ltna/xorg.confファイルを/etc/X11/に上書きコピーしてください。
LTN用の xorg.conf になります。

#cp /opt/ltna/xorg.conf /etc/X11/

タッチスクリーンの位置がずれる場合は、/etc/X11/xorg.confファイル内の
xmin、ymin、xmax、ymaxの値を少しいじってみてください。

タッチスクリーンのクリックで普通の左クリックになります。
タッチスクリーンを長押しすると、右クリックになります。
ただし、押した位置がずれると、ドラッグになるので、
右クリックしたいときは、押した位置がずれないようにしてください。

gnomeやkdeはおすすめしません。gnomeはインストールにすごく時間がかかります。また、インストールが途中で進まなくなってしまうパッケージがありました。
Ctrl+Cキーで中断すれば最後までいきました。

グラフィカルログインにしたいなら
#apt-get install gdm

x-window上で動くターミナルソフト
#apt-get install rxvt-unicode

私のLTNはgnustepにしています(動作が軽いので)。

[日本語化]
#apt-get install locales
#dpkg-reconfigure locales

ja_JP.UTF-8 を選択

日本語化したら、コンソールログインでキーボードがきかなくなりました。
まったくでたらめの配列になってしまってログインできなくなりました。
日本語化するなら、x-windowとgdmを入れておいてください。
(グラフィカルログインで使うなら問題ありません)

gnustepは日本語化すると、メニューが文字化けするので、
使用するフォントをWindow Maker Perferenceで日本語のフォントに変更してください。

[OpenGL]
#apt-get install mesa-base mesa-utils

glxdemoとかglxgearとか







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コメント

一般ユーザでのネットワークアクセスですがユーザのgroupIDに3003を追加すればいけるかも。
LTN上のchroot環境ではできましたがこの環境でできるかはわかりません。

/etc/groupに以下を追加
inet:x:3003:user_name

投稿: bank | 2011年6月 9日 (木) 21時59分

すみません。サウンドとかも下に書いてありました。

http://android-dls.com/wiki/index.php?title=Android_UIDs_and_GIDs&oldid=1670

投稿: bank | 2011年6月 9日 (木) 22時10分

一般ユーザーのネットワークアクセス情報ありがとうございます。
今、ちょっと時間がないのであるときに試してみます。

投稿: 管理者 | 2011年6月15日 (水) 22時26分

/etc/groupに以下を追加
inet:x:3003:user_name

でネットワークの接続を確認しました。

投稿: xarasix | 2011年9月16日 (金) 14時55分

連続ですみません。
一般ユーザでのネットワークアクセスを確認できました。

投稿: xarasix | 2011年9月16日 (金) 14時58分

最近LTNを入手し上記の手順でインストールしましたが、
Xがインストールされません。
無線LANはつながりますが、apt-getでXに必要なファイルの一部がダウンロード出来ていないようです。
対策があれば教えていただけないでしょうか。
MNYKT

投稿: mnykt | 2012年2月24日 (金) 15時25分

MNYKTさん>
apt-get コマンド実行時にエラーは出ていますでしょうか。
また、私の環境で使用しているSDカードにより、ファイルが書き込めなくなりエラーになることがありました。
違うSDカードがあれば、そちらで試すとどうでしょうか(SanDisk Extremeだと調子が悪かったです)。

投稿: 管理者 | 2012年2月27日 (月) 08時15分

自己解決しました。
/etc/apt/sources.list
に下記を追加することでX-Server関連ファイルをインストールできました。

deb http://mirrors.kernel.org/debian lenny main contrib
deb-src http://mirrors.kernel.org/debian lenny main contrib

投稿: mnykt | 2012年2月29日 (水) 12時16分

大変参考になる記事ありがとうございます!
早速、LTNへのDebianインストールを試みまして、無事リカバリ領域の書き換えまで完了したのですが、
HOMEボタン押しながらの電源投入を行っても、Androidのリカバリ画面が出るだけでDebianが起動しませんでした。

一つずつ手順を再確認した所、どうも当方のLTNではSDカード周りが、
/dev/block/mmcblk2p5に/sdcardがマウントされる環境であることが原因のようです。

何か対処法はございますでしょうか。
ご教示頂けますと幸いです。
宜しくお願いいたします。

投稿: ppp0e | 2012年7月 1日 (日) 22時30分

kore ha watashi no noto: http://41j.com/blog/2013/01/lifetouch-note/

APX mode arimasu, demo... mendou.

投稿: new299 | 2013年1月12日 (土) 00時06分

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