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2021年6月 4日 (金)

2021年のハイレゾファイルの調査

2021年現在として、入手できるファイルのハイレゾファイルについて調査をしてみました。
良かったものは名前を記載します。

まずはハイレゾではないもの。CDです。
いろいろなファイルがありますが、DSDやDIFFはWavespectraで表示できないので、自作のソフト(upconvfe)でwavに変換しています。
ブログを書いているPCがPCM(192kHz)までしかサポートしていないのでDSDやDIFFでもサンプリングレートを192000に変換して評価しています。


◇ 千と千尋の神隠し(Track 5)

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高域にいくにしたがって盛り上がってます。CD なので22.5kHzまで入ります。
DSD を使用するレコーダ等で見られる形です(実際のレコーディングはどうなのかはわかりません)。

◇ 超絶のスーパーガムラン ヤマサリ
    DIFF 11.2MHz/1bit。1つのファイルサイズは1GBから2.7GBぐらいあります。
    音があまり鳴ってない箇所
2_ws_1

    音が鳴っている箇所。
2_ws_2

    余裕で20kHz以上の音はでてて、100kHz 近くまで音が収録されています。
    WAV(192000)に変換しているので100kHz以上の音が入っているかは見てません。

◇ ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション
    07_インディ・ジョーンズのテーマ (『インディ・ジョーンズ』より)
    DSD128 5.6MHz / 1bit
    音が鳴ってない箇所
    15kHz より上が盛り上がってます。DSD系の仕様です。
3_ws_2

    サウンドトラックなのでオーケストラベースです。
    バイオリンの音。それと「チン」という金属音。
    かなり上まで入っています。
3_ws_3  

◇ 三国志組曲 二胡とシンフォニック・オーケストラの出会い
    FLAC 96kHz / 24bit
    192000 までアップサンプリングして wav に出力したもの。
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
  20kHz を超えたあたりから落ち始めてるので本物のハイレゾではない?ですね。
    音はいいです。

    4_ws_1

◇ 交響組曲 宇宙戦艦ヤマト【24bit 96kHz】
    09_ISKANDALL-イスカンダル(24bit 96kHz)
    96kHz / 24bit
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
    サンプリングレートが本来の96kHzであれば、上限が48kHzのため途中ですとんと落ちません。
    25kHz ぐらいまで入っています。音量が大きくなるとそれ以上の音も認識できそうです。
    本物のハイレゾです。
7_ws

◇ 『ガールズ&パンツァー 劇場版』オリジナルサウンドトラック 
    96kHz / 32bit
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
    サンプリングレートが本来の96kHzであれば、上限が48kHzのため途中ですとんと落ちません。
    音はいいです。曲の途中で①や②の形の波形になります。


    ①
6_ws_1_20210604153601

    ②

6_ws_2_20210604153601

◇ とあるアニメ1(2021年6月購入)
    96kHz / 32bit
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
    サンプリングレートが本来の96kHzであれば、上限が48kHzのため途中ですとんと落ちません。
    曲を聞いていると本物のハイレゾでは現れない段差がありました。
    本物のハイレゾではなくてニセレゾなのか、それとも高性能なマイクを使って収録したが、編集でそうなったのか?

7_ws_20210604154101
  

◇ とあるアニメ2(2021年6月購入)
    96kHz / 24bit
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
    サンプリングレートが本来の96kHzであれば、上限が48kHzのため途中ですとんと落ちません。
    波形を見てがっかりでした。22.5kHz 付近を境目に鏡で写したかのように22.5kHz 以上に
  音が出ていて、高域に普通は出ない音が出てます。折り返しノイズなのか、低域の音を高域に付加したのか
    の音です。コピーレゾなのでしょうか。

    8_ws

◇ とあるアニメのアイドル系のファイル(2018/12購入)
    FLAC 96kHz / 24bit
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
    サンプリングレートが本来の96kHzであれば、上限が48kHzのため途中ですとんと落ちません。
    本物のハイレゾでは現れない段差があります。ニセレゾ? なのでしょうか?

A_ws

◇ とあるアニメのアイドル系のファイル(2019/11購入)
    FLAC 96kHz / 24bit
    96kHz なので元々48kHz以上の音は入っていません。
    アップサンプリングした関係で48kHz以上はすとんと落ちています。
    サンプリングレートが本来の96kHzであれば、上限が48kHzのため途中ですとんと落ちません。
    元ファイルが96kHzなので48kHzまで音が入ってるかと思ったら入ってません。
    24kHzまでなので実質サンプリングレート48kHzの音声ファイルと一緒でした。


9_ws

 あと聞いていて音が大きすぎるのとあまりきれいではないと思ってAudacityで読み込ませると、ところどころがクリップしてました。
   音が大きすぎて値の上限になると台形というか海苔音源と言われるものになります。
   sin 波に倍音を付加していくと台形に近い音になっていきますが、音の波形が台形になるとノイズが増えます。
   音を大きくしすぎです。音量を下げてもクリップして台形になってしまったものは元に戻りません。

9_ws_2

 upconvfe 0.8.4 で海苔音源を回復させるオプション(ABE の Clip Noise Reduction、高域補間オプションHFA3、ノイズリダクションオプション(NR)、VLA 90%)を付けて変換しました。変換後のものが以下の画像です。

9_ws_3

    高域補間機能を使い14.5kHz 以上はカットしてから14.5kHz 以上をニセレゾにて音を生成し100kHz 付近まで付加したもの。

9_ws_4

 

結論。DSDで提供されている音声ファイルの場合はたいてい本物のハイレゾ。
ただし、DSDのサンプリングレートにより、高域はDSDのノイズで埋もれてる可能性があります。
WAVやFLACでしか提供されていないファイルでも本物のハイレゾがあります。
また音が大きすぎてクリップし、雑音が付加されてしまったものもあります。
おそらくそういうものでも、Blu-RayやDVDに収録されているオープニングやエンディングの曲は普通の場合が多いです。
CD化をめざしたときに、市販の安いCDプレーヤーやイヤホンに最適化し、音量を大きくしたり、高域を不自然に持ち上げてしまったり
ということをしてから発売するというようなことをしているのではと考えています。

アップサンプリングされたニセレゾもあり、また22.5kHz を境に音を高域にコピーしたかに見える、折り返しノイズが出てるかのようなコピーレゾもあります。

 

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