Juster 6D-626 - 改造1

Juster 6D-629の改造1

今まで音楽を聴くのにアイワのコンポを使用していた。何年か前からスロットインの CD 出し入れ時に、CD が最後まで出てこなくなったり、付属のスピーカーケーブルでスピーカーと接続すると、1秒おきぐらいにサーサーというノイズがかすかに入る。また、SACD や DVD-AUDIO がどんなものかを聞きたくなり、再生環境を新調することにした。

オーディオ製品は、値段がピンキリで、高いものになれば音質が良くなると思うが、いいものが普及品とどれだけ違うのかは聞いたことがない。
資金も限られるし、安いものを探すことにして、再生環境で目にとまったのが、Pioneer の DVD プレーヤー(696AV)。

このプレーヤーの音声出力は、RCA ピンの6チャンネル分。光デジタル音声出力があり、RCA ピン入力端子があるスピーカーか、光デジタル出力を受け付けるものになる。

探してみると、ONKYO の ハイエンドスピーカー HD サウンド対応(24Bit/96KHz対応)のGX-70HDがあり、これがいいなぁと思いつつ。
ふと立ち寄ったベスト電器内のパソコン工房内に展示品傷ありのスピーカーが 2,980 円で売っており、これなら安くて、分解して、手を入れてもいいだろうということで購入した(笑)。
Sp_pkg

DVD プレーヤーと接続し早速使用してみる。
スピーカーの方は、ステレオミニプラグが2個(フロントLRとリアLR)とセンタースピーカー用のモノラルミニプラグを使用するようになっている。
DVD プレーヤーと接続するために、RCA 端子とステレオミニプラグを変換するケーブルを入手(800円ほど)し接続する。
696_sp_system
大きさは、ラックに DVD プレーヤーを置き、その横と上にスピーカーを乗せると大きさがちょうど良い。
再生してみたときの音は、すごい良いわけでもなく、普通の数千円で売っている安いスピーカーの音と同じようだ。

改造

!!!注意!!!
スピーカーを分解し、改造するとメーカーの保障が受けられなくなります。
また、本サイトの記事を適用した結果によってスピーカーが破損したり、改造中に感電、やけど、改造中のミスによる発火、部品の燃損をする可能性があります。本サイトの作者は一切保障、損害賠償の責任を負いませんので、ご注意下さい。

改造前の注意点

  • スピーカーを空ける前に、コンセントを抜き放電しておく
  • 改造が終わったら、電源を入れる前に、配線に間違い、ショートがないかを確認する

コンセントを抜き、電源ボタンを ON にし、LED がもしついていれば、LED が消えて数秒待ってから空けます。
今回の改造後に空ける場合もですが、スピーカー内部で使用しているコンデンサーに電気が残っていると、分解途中にショートする可能性があるのでそのようにしています。 実際に改造後のスピーカーは大容量コンデンサーを追加したため、電源を抜いてから電源を ON すると、LED が数秒間ついています

まずは、サブウーハーのねじ4つを普通のプラスドライバーで空けます
(空ける前に前面のボリュームつまみ2個を引き抜いておきます)。

中身は電源、サブウーハー用のスピーカー本体、基板となる。スピーカーの+、-と基板がつながっているので、半田ごてで線を外す。

内部で使われている IC は、ST Microelectronics のTEA2025Bらしい。
ステレオミニプラグのL、Rとデータシートをたよりに調べてみる。事前準備として、基板の表と裏をデジカメで撮影して、紙に印刷してその印刷した紙にメモを取ることにした。

わかったこととして、ステレオミニプラグの入力端子からたどっていくと、メインのボリュームがある端子とつながり、 その後 TEA2025B の IN.1 と IN.2 に接続(L、R)し、同 IC の OUT.1 と OUT.2 から出力される。

ここまでわかったら、改造をしてみることにする。
といっても私に電気の知識があるわけではなく、まったくのど素人で、カップリングコンデンサー、デカップリングコンデンサーの区別もわからなかった(ネットで調べて意味がわかった)。
方針として、電源の強化と、L、R 信号の通る箇所で使用しているコンデンサーをオーディオグレード用のものに交換する。

電源部分の改造として、6800μF、25V 耐圧のものを2つ、電源トランスからの出力に一番近いところに追加し(写真の手前の6800)、
元々の 47μF、25Vの Su'scon コンデンサーをSanyo の同容量 OS コンに交換(写真1上の紫色のコンデンサーが交換後)。

フロントL、R が通る TEA2025B の電源ピンに、余っていた、ニチコン FineGold 220μF、16V 耐圧と、積層セラミックコンデンサー 0.1μFを追加。
ほかの端子にも 0.01μF を追加した(余っていたコンデンサーを使ったので容量は適当(笑))。

TEA2025B の IN のカップリングコンデンサーを、安物コンデンサーの影響を減らすために 0.22μFのものに変更(写真2の緑色楕円形のもの)、
TEA2025B の OUT のカップリングコンデンサーを取り外し、Rubycon の BlackGate ノンポ-ラ 100μF、16V を2つ超電解接続。
さらに余っていたニチコン FineGold 220μF、16V を BlackGate と並列に接続した(FineGold なしだと、高音部のきらきらした音が物足りなかったので追加した)。
いろいろ試行錯誤し、コンデンサーを接続していたら配線は汚くなってしまった(スピーカーボックスにぎりぎり入る)。
BlackGate 超電解接続はここのページの超電解特集1にあったのでやってみた(BlackGate のみの超電解接続の効果はどれだけあるのだろう)。
写真1
Sp_power1
写真 2
Sp_line2
写真 3
Sp_line

結果

つけている途中に、半田がなかなかつかなかったり、部品を抑えるのに腕がもう一本あったら部品を抑えるのに便利だなぁと思ったり、 部品をつけたあとの最終チェックで、電解コンデンサーを逆につけているところが見つかり、付け直ししたり、といろいろあったが、やっと改造が終わった。

さて、部品を間違ってつけているところや、ショートしているところがないかを確認し、どきどきしながらスピーカーをコンセントにつなぎ、電源を入れる。
LED が無事について、コンデンサーが破裂することもなく、なんともなさそうなので、プレーヤーと接続して聞いてみることにする。

感想として、コンデンサー交換により、改造前と比べて音が良くなったように思う。特に高音部分のきらめき感がアップしたような感じ。これはニチコンの FineGold をつかったせいか(美音系になるように思える)。
しばらく音を鳴らして、中を空けてみると電源トランスが結構熱くなっている(電源部分に追加した 6800x2の影響か?)のが気になるが、改造前と比べてとても聞きやすくなり、2,980 円のスピーカーではないように聞こえるようになったので良しとしよう